『初心者必見』クワガタの人工蛹室の作り方と失敗しない管理のコツ

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クワガタの人工蛹室の作り方と失敗しない管理のコツ

少年

クワガタの人工蛹室を作りたいんだけど、どうやってやるんだろう?

クワガタを安全に羽化させるために、クワガタの人工蛹室の作り方を検索している方も多いのではないでしょうか?

この記事では、初心者でも失敗しにくい人工蛹室の作り方を解説します。

その他にも、人工蛹室早すぎた場合のリカバリー法や、ティッシュを使った簡単な作成法、人工蛹室 デメリットについても詳しく紹介します。

100均で揃う便利な道具や、人工蛹室の霧吹きでの水分管理のコツ、人工蛹室に移すタイミングの見極め方、そしてクワガタの蛹の死亡を防ぐためのポイントまで網羅しています。

これから人工蛹室に挑戦する方は、ぜひ参考になる内容となっています。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

さっそくいってみましょう。

記事のポイント
  • クワガタの人工蛹室を正しく作成・管理する方法
  • 人工蛹室に移す適切なタイミングと注意点
  • 霧吹きによる水分管理や環境維持のコツ
  • 人工蛹室を使う際のデメリットと対策方法

この記事を書いてる人

yakosei-blog
クワさん
  • 飼育種
    ■カブトムシ
    ヘラクレス、サタン、ネプチューン、サンボンヅノなど(今後はカブトムシ系を拡大予定)
    ■クワガタ
    メインは、ニジイロクワガタ、メタリフェルホソアカクワガタなど、色虫が基本好き
  • 飼育数
    成虫・幼虫合わせて300匹以上、常時飼育中

茨城県日立市でカブクワのネット販売を行っています。

もし気になる生体などがおりましたら、お気軽にご連絡ください !

お問い合わせは、下記リンクよりお願いします。

クワガタの人工蛹室の作り方と失敗しないコツ

  • 初めてでもわかる人工蛹室の作り方
  • 人工蛹室を移すタイミングを見極めよう
  • 人工蛹室に移すのが早すぎた場合の対処法
  • 人工蛹室の水分管理と霧吹きのコツ
  • クワガタの蛹が死亡する主な原因と対策

初めてでもわかる人工蛹室の作り方

少年

人工蛹室ってよく聞くけど、どうやって作るんだろう?

人工蛹室とは、クワガタやカブトムシが蛹になるための空間を人工的に再現したもので、自然の蛹室に代わるものとして、安全な蛹化をサポートします。

昆虫ショップなどに人工蛹室を作るための専用の道具が販売されていますが、まあま値段が高いので、まずはすぐに手に入る道具を使ってみましょう。

人工蛹室を作るために必要な物

  • 吸水スポンジ(オアシス)
  • スプーン
  • 管理用のケース
  • 霧吹き
  • カッター

準備するものは基本的な材料は園芸用のです。

クワさん

ホームセンターや100円ショップで簡単に揃えることができますよ!

ちなみに、今回の用品は100円ショップのセリアで揃えました。

作り方は次の通りです。

STEP
ケースに合わせてカットする

オアシスを人工蛹室を作るためのケースに入るサイズにカッターでカットしていきます。

今回は、だいたいピッタリのケースを購入したので、ほとんどカットが必要ありませんでした。

状況に合わせてカットしてくださいね。

カットする際は、オアシスの粉などが出るので掃除機があると便利です。

クワさん

カットする時の、”サクサク感”が癖になりますよ!

STEP
人工蛹室に入れる蛹の大きさに合わせて掘る

今回はヘラクレスのメスの蛹がちょうどいたので、蛹に合わせて掘っていきます。

クワさん

クワガタの蛹じゃなくてすみません。ただ、流れとしては同じなので、参考になるはずです。

一旦、ケースからオアシスを取り出し、スプーンで掘っていきましょう。

まずは、大体のサイズにマーキングをしていきます。

マーキングはしてもしなくてもOKです、掘りながら調整していけば問題ありません。

スプーンで楕円形のくぼみを掘り、蛹の体の幅に合わせて微調整します。

掘る際は、頭側を浅く、お尻側を少し深く掘ると理想的です。

こんな感じOKです↓↓

STEP
掘った人工蛹室を整える

人工蛹室がおおよそ掘れたところで、今度は指を使ってならしていきます。

デコボコだった表面を指でならすことで、かなり綺麗になります。

仕上げは、霧吹きを使いながら再度指でならすと完成です。

STEP
実際に蛹を入れてみる

実際に蛹を入れてみて、サイズ感が問題が無さそうか確かめてみましょう。

問題が内容であれば、霧吹きで全体を加湿していきます。

表面が湿る程度湿っていればOK!

ケース底に水分がたまるようであれば、水分過多です。

最後に蓋をして完成です!

気密性が高い容器を使用する場合は、酸素が入るよう空気穴をあけましょう。

このまま蛹を観察し、「人工蛹室が狭そう」など気付いたことがあれば、都度調整をしましょう。

クワさん

流れとしてはこんな感じです。簡単でしょ?

人工蛹室を移すタイミングを見極めよう

人工蛹室に移すタイミングを間違えると、クワガタに大きな負担をかけてしまいますので、正しい時期を見極めることが大切です。

目安となるのは、「前蛹状態に完全に入ったとき」です。

前蛹になると、幼虫の体色がクリーム色から黄色味を帯び、動きが鈍くなります。

アゴと前足が縮こまって固まった状態になれば、移動のタイミングといえるでしょう。

若干難しく感じるかもしれませんが、日々観察をすることで判断ができます。

ただし、まだ動きが活発だったり、身体が柔らかそうな場合は移動を見送りましょう!

人工蛹室に移すのが早すぎると、蛹室を自力で壊してしまうことがあるためです。

最も大切なのは、クワガタ自身の動きと体色をしっかり観察することで、焦らずに待ち、適切なタイミングで移動することで、健康な蛹化と羽化へつながります。

クワさん

焦りは禁物!

人工蛹室に移すのが早すぎた場合の対処法

もし人工蛹室に移すタイミングが早すぎてしまった場合でも、適切に対処すればダメージを最小限に抑えることができます。

まず、まだ幼虫の動きが活発な場合は、人工蛹室からそっと取り出し、別の飼育ケースに戻す選択肢を考えましょう。

クワさん

移す前のマット、もしくは菌糸は捨てずにとっておくことをおすすめします。

また、すでに人工蛹室内で掘り壊しを始めている場合は、人工蛹室を少し広げて再度調整します。

広げることで暴れにくい環境をつくることができます。

霧吹きでオアシスの乾燥を防ぎながら、過度な水分を与えないように注意しましょう。

それから、移動後しばらくは静かな環境で安定させることも大切です。

振動や明るい光を避け、クワガタが落ち着ける状況を整えると回復を助けられます。

万が一、移動が早すぎたとしても冷静に対応すれば、蛹化への影響を最小限に留めることができますよ。

人工蛹室の水分管理と霧吹きのコツ

少年

人工蛹室の水分量ってどのくらいが適切なんだろう?

人工蛹室では、適切な水分管理がクワガタの健康な羽化に直結します。

このため、霧吹きによる水分調整は非常に重要です。

ここで意識しておきたいのは、「表面がしっとりする程度」で管理することです。

スポンジが乾きすぎると蛹が乾燥してしまい、逆に水分が多すぎるとカビが発生する恐れがあります。

霧吹きはスポンジが湿る程度でOKです。びしゃびしゃに濡らす必要はないので、注意しましょう!

霧吹きのタイミングとしては、管理しているケースの中で、表面に白っぽい乾燥跡が見えたら霧吹きをするタイミングです。

人工蛹室のケース底に水分がたまるようであれば水分過多なので、溜まっている水を捨て、しばらく加水を控えます。

このように、こまめな観察と適度な加湿を心がければ、人工蛹室内の環境を安定させることができます。

梅雨や夏場は湿度が高くなりやすいので、普段より注意して管理しましょう!

クワガタの蛹が死亡する主な原因と対策

死んでしまっているサンボンヅノカブトの蛹

クワガタの蛹が死亡してしまうのには、いくつかの共通した原因があります。

原因をしっかり理解することで、リスクを減らすことができます。

まず蛹が死亡する主な多い原因の1つは、「環境の悪化」です。

湿度管理不足による乾燥やカビ、または温度の急激な変化が蛹の成長に悪影響を及ぼします。

さらに、蛹室のスペース不足や形状不良も死亡の引き金となる場合があります。

例えば、蛹室が狭すぎるとクワガタが正常な体勢を保てず、羽化不全につながることも…

一方で、温度管理が甘いと、熱中症のような状態に陥ることもあります。

このため、人工蛹室を使用する場合は、適切な広さと形状、温度は21〜26℃程度、湿度は軽くしっとりした環境を意識しましょう。

また、蛹室を作り直す必要があるときは、振動を最小限にして移動することも忘れてはいけません。

クワガタの人工蛹室の作り方と便利なアイディア

  • ティッシュで作る簡単な人工蛹室
  • 100均グッズで作れる人工蛹室の工夫
  • 人工蛹室を使うデメリットと注意点
  • 人工蛹室作りで失敗しないためのポイント

ティッシュで作る簡単な人工蛹室

ティッシュを使った人工蛹室は、手軽に作れるうえに、緊急時にも対応できる方法です。

人工蛹室の材料がすぐに手に入らないときには有効な選択肢となります。

まず、小さなケース(プリンカップなど)を用意し、ティッシュペーパーを数枚、水で軽く湿らせます。

次に、そのティッシュを使って卵型のくぼみを作り、中央にクワガタの蛹が安定して収まるように整形します。

下記画像は、ニジイロクワガタをテッシュで羽化させたものです。

少し真ん中のくぼみ感が足りませんが、無事に羽化しました!

ポイントとしては、ティッシュをケチらないことです。ティッシュを濡らし、固めると思った以上に小さくなるのでたくさん使い蛹を保護してあげましょう!

例えば、ティッシュ数枚重ねて作ると適度な厚みが出て、蛹をしっかり支えることができます。

湿り具合は「ティッシュを触って少しひんやりする程度」が理想です!

この方法は非常に簡単ですが、乾燥やカビのリスクが高いため、定期的に霧吹きで湿度を保つことが必要です。

管理さえ丁寧に行えば、ティッシュでも十分に健康な羽化をサポートできます。

クワさん

ちなみに、筆者はよくティッシュを使い人工蛹室を作っていますよ!特に小型種はティッシュでも十分羽化まで管理ができてしまいます。

100均グッズで作れる人工蛹室の工夫

100均ショップでは、人工蛹室に必要なアイテムを手軽に揃えることができます。

工夫次第でコストを抑えつつ、しっかりとした蛹室を作成することが可能です。

クワさん

100均はもはや、昆虫の用品店と言っても過言ではないでしょう…笑

主な材料は、園芸コーナーに置いてある吸水スポンジ(オアシス)小型の保存ケースです。

この組み合わせなら、初心者でも簡単に蛹室作りを始められます。

人工蛹室を作成するにあたり、掘る作業を行うためのスプーンは家にある物でも問題ありませんが、カブクワ用に100均揃えておくといいでしょう!

例えば、保存ケースの中にスポンジを少し小さめにカットして収め、スプーンの背を使って楕円形のくぼみを掘ります。

オアシスを加工するときは、オアシスのくずで汚れるので、広いスペースで行うことをおすすめします!

こうして100均グッズを活用すれば、安価でもしっかりとした人工蛹室を用意でき、急な移動にも対応しやすくなります。

上手に道具を選べば、無駄なく便利に管理することができますよ!

ぜひ100均をウロウロし、自分なりの最適なアイテムを探し見てくださいね。

人工蛹室を使うデメリットと注意点

人工蛹室は非常に便利な反面、いくつかのデメリットや注意点も存在します。

デメリットを理解しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

まず、自然な蛹室に比べると、どうしても蛹にとっての自然な環境とは異なる点が挙げられます。

特に人工素材を使っているため、温度・湿度管理に気を配らなければ乾燥やカビが発生しやすくなります。

例えば、水分が多すぎると蛹の羽化不全を引き起こすリスクがあり、逆に乾燥しすぎると身体が硬直する恐れがあります。

また、移動のタイミングを誤ると、蛹自身が人工蛹室を壊してしまうこともあります。

このように、人工蛹室にはメリットだけでなく、管理上の細かい注意が必要です。

使用する際は、こまめな観察と適切な加湿、静かな環境の確保を意識しましょう。

人工蛹室作りで失敗しないためのポイント

人工蛹室を作る際には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。

ポイントを意識することで、失敗のリスクを大きく減らすことができます。

まず第一に、蛹が動かず安定できるサイズ感を意識することです。

広すぎると体勢が崩れやすく、狭すぎると羽化時に体を伸ばしきれないことがあります。

掘る際には、蛹の体幅の1.3~1.4倍程度のくぼみを目安にすると良いでしょう。

また、傾斜をつけることも重要です。

頭側を高く、お尻側を少し深く作ることで、羽化時に重力を利用してスムーズに体を伸ばせる環境を作れます。

ただし、傾斜が急すぎるとアゴの変形リスクがあるため、20~30度を目安にしてください。

さらに、オアシスの表面は指の腹でなめらかに整えましょう。デコボコしていると、羽化後の翅や体に傷がつく可能性があります。

このように、サイズ・傾斜・仕上げを意識すれば、初心者でも安心して使える人工蛹室を作ることができます。

クワさん

とはいえ、そこまで神経質にならずに、まずは作ってみて観察することが大切です。そこから改善をしていきましょうー!何事も経験です。

クワガタの人工蛹室の作り方と管理|まとめ

記事のポイントをまとめます。

  • 人工蛹室とはクワガタの蛹化をサポートする人工空間である
  • 吸水スポンジや小型ケースなど身近な材料で作成できる
  • スポンジはケースに合わせてカットし楕円形にくぼみを掘る
  • 頭側を浅くお尻側を深く掘ると体勢が安定しやすい
  • 表面は指の腹でなめらかに整えると蛹が傷つきにくい
  • 前蛹状態に完全に入ったタイミングで移動するのが理想
  • 幼虫の動きが鈍くなり体色が黄色味を帯びたら移動準備
  • 早すぎた場合は静かに取り出して元のケースに戻す
  • 移動後は静かな環境を保ちクワガタの安定を図る
  • 水分管理はスポンジ表面がしっとりする程度に調整する
  • 表面が乾いたら霧吹きをし過湿にならないよう注意する
  • 環境悪化やスペース不足が蛹の死亡原因になり得る
  • ティッシュでも緊急時には簡易的な人工蛹室が作成可能
  • 100均グッズを活用すればコストを抑えて作成できる
  • 人工蛹室使用時は温度湿度管理と静かな環境作りが必須

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