菌糸ビンの使い方を詳しくを解説!保管方法はを間違えると大変なことに
菌糸ビンって初めて使うんだけど、どうやって使えばいいのかな?教えてー
最近ではクワガタ飼育の主流ともいえる『菌糸ビン飼育』。
ただ、菌糸が合わない種類もいたり、使い方や保管方法を間違いたりするとクワガタの命にかかわってくることもあります。
発酵マットよりも少し扱いが難しい部分もあるんですよ。
その分大きなメリットもあります。
菌糸ビンの特徴
- クワガタが大きくなりやすく
- 成長スピードが速い
このような特徴があり、正しく使えば大型のクワガタを目指すこともできます。
使い方を間違えないためにも、この記事で詳しく菌糸ビンの使い方についてお伝えしていきます。
「そもそも菌糸ビンって何だろう?」って思う方はまずはこちらの記事を一読くださいね↓↓
この記事を書いてる人
- 飼育種
⇒国産・外国産カブトムシ各種、ホソアカクワガタ各種、ノコギリクワガタ各種、タランドゥスオオツヤクワガタ、国産オオクワガタなど国産から外国産まで数多く飼育しています。 - 飼育数
⇒成虫・幼虫合わせて300匹以上を常時飼育中
茨城県日立市でクワガタの販売を行っています。
お近くの方は直接手渡しも可能ですので、ぜひご覧になってくださいね!
『ヤフオク!』でも出品していることがありますので、チェックしてみてください!
ご連絡はXのDMまたは、オンラインショップのお問い合わせからだと助かります。
菌糸ビンの使い方
菌糸ビンの使い方って幼虫をそのまま入れればいいんじゃないの?
早い話しその通りです。
ただ単に菌糸ビンに投入をした場合でも上手く成長してくれることもあります。
しかし、亡くなるリスクを減らすためにも、一つ一つ手順を確認してきましょう。
必要なもの
まずは、菌糸ビン飼育で必要なものを準備します。
菌糸ビン飼育に必要なもの
- 菌糸ビン
⇒購入してそのまま使えるもの - スプーン
⇒長めのスプーンがあると便利
準備するのはこれだけになります。
菌糸ビンの種類は数多くありますが、主に菌糸ビンで使われるきのこ菌は、
えっ!?こんなにあるの?どれを使えばいいかわからないよ・・・
それぞれの特徴をサクッとみていきましょう。
ヒラタケ・オオヒラタケ
ショップなどで販売している菌糸ビンで一番多いのがヒラタケとオオヒラタケになります。
多くに飼育者が使っており、菌糸ビンと言われるものは一般的にヒラタケとオオヒラタケが多いです。
温度管理も比較的に扱いやすり種類になります。
菌糸ビン飼育に向いているクワガタであれば、大型も狙えます!
カワラタケ
カワラタケの菌糸は、産卵床に用いられることが多く、特殊なクワガタ(タランドゥスオオツヤクワガタやオウゴンオニクワガタなど)を育てる場合に使われることが多いです。
温度管理は、18~25℃で管理しなければ劣化が早まります。
カワラ菌糸は扱いも難しく菌が強いせいか、あまり新鮮なものを幼虫に与えると落ちることがい多いような印象です。
カワラ菌糸は温度管理をしつつ、適度に環境にならしながら使っていく必要があるでしょう。
わざと劣化させて使う場合もあります!使いこなすには知識や経験が必要かも・・・
シワタケ
最近使用されるようになった菌種になります。
特徴としては、上記で紹介した菌種よりも劣化しにくく、きのこが生えない、幼虫が落ちついて食べてくれるなど長持ちする特徴があります。
まだ販売しているショップは少なく、価格も高い(費用対効果はいいかも)印象です。
今後に期待ができる菌床ではないでしょうか!
菌糸ビンを使用する流れ
菌糸ビンをショップで購入したら、使用する場所で1~3日ほど置いて環境になじませます。
ショップでは菌糸を管理するため、低めの温度で保管している場合が多いです。
幼虫にできるだけストレスを与えないよう部屋で慣らすことが大切ですよー
菌糸ビンのふたを開けると、菌糸が回って真っ白になっていると思います。
最初は不気味に感じるかもしれませんが、きのこ菌なので触れても全く害はありません!
このまま幼虫を投入するとうまく潜れない場合があるので、表面の菌糸を削って(掘って)あげます。
菌糸を削る際は、スプーンでもできますが、少し硬いので100均で売っている『リンゴの芯抜き』を使い削ると簡単にできます。
ポイントとしては、幼虫の大きさよりも少し大きめに深く削ってあげると潜りやすくなります。
菌糸ビンの真ん中をくりぬくイメージです。
スプーンを使い、菌糸を削った部分に幼虫を投入します。
この時、新しい環境になじませるために幼虫が食べていたマットなども少量でいいので一緒に入れてあげるようにしましょう。
あとは幼虫が勝手に潜っていくはずです。
ずっと見ていてもいいですが、時間が経ってから確認しても問題ありません。
潜る速さは個体差があるのであまり気にしなくてオッケーです!
僕は気になるから、潜るまでずっと見てるよ!
菌糸ビンを交換するタイミングは?
菌糸ビンを交換するタイミングについて教えて!
必要なもの
菌糸ビンの交換に必要なもの
- 交換用の菌糸ビン
⇒幼虫の大きさに合わせて菌糸ビンのサイズを大きくする - スプーン
- 菌糸をあけるための箱
⇒とろ船などがいいかも - はかり
⇒なくても問題なし
はかりはなくても問題ありません!
幼虫の体重を確認するために使うので、体重をさほど気にしていないなら必要ありません。
交換の目安
クワガタの種類や大きさ、性格によって交換するタイミングは変わってきます。
食痕(しょっこん)が増えてきたタイミング
しょっこん?・・・・ってなに??
食痕(しょっこん)は、幼虫が食べた跡のことを言います。
菌糸ビンのおがくずを食べると黒っぽい跡が徐々に増えていきます。
この黒い跡が菌糸ビンに増えてきたら効果をするタイミングになります。
一般的に言われるのが、菌糸ビンの白い部分が2~3割程度になってきたら交換するタイミングと言われています。
劣化してきた場合
菌糸ビンは劣化することもあります。
劣化した菌糸は黄色く変色やカビが生えることがあり、そうなった場合には交換をしてあげましょう。
劣化の原因や進行具合については、温度管理や水分量などによって左右されます。
菌糸ビンは購入してからすぐに使えないので「あれ?少し劣化してきたかなぁ?」と思ったタイミングで新しい菌糸ビンを購入しておくことをおすすめします!
3ヶ月で交換をしよう
食痕や劣化が進んでない場合でも、3ヶ月程度で交換するようにしましょう。
もったいないと感じるかもしれませんが、時間が経つにつれて、菌糸は少なからず劣化をしてきます。
幼虫のことを考えるなら、3ヶ月を目安に交換をしてあげてくださいね!
クワガタの種類によって異なりますが、菌糸ビンを交換する回数は2~4回程度が多い印象ですよ。
菌糸ビンの保管方法とは?
菌糸ビンを余分に購入しちゃったんだけど、菌糸ビンの保管はどうすればいいの?
菌糸ビンは発酵マットに比べると管理が難しく保管方法に悩まれている方は意外と多くいます。
近くに菌糸ビンを販売しているお店がない場合やネットでまとめて購入する方もいると思うので、保管方法について紹介をします。
適切な保管をすれば、菌糸の劣化の進行を遅らせることができます。
長期保管をしたい場合におすすめな方法は、冷蔵庫(5℃以下)で保管をすることです。
菌糸ビンの状態にもよりますが、冷蔵庫で保管をすればおおよそ2~3ヶ月保管することも可能になります。
ちなみに冷凍庫はNGですよー
菌糸も生きているので冷凍庫で保管をしてしまうと、菌糸が死んでしまいます。
冷蔵庫で保管が難しい場合には、できるだけ温度変化が少ない涼しい場所で保管(18~25℃)をしてあげてください。
環境によって変わってきますが、常温の場合は1ヶ月程度の保管が可能になります。
上記の期間は、状況や菌糸の状態のよっても異なるので目安と考えましょう!
できるなら、使う分だけ購入することが理想と言えるでしょう!
菌糸ビンの使い方-まとめ
菌糸ビンの使い方や交換時期、保管方法についてお伝えしてきました。
菌糸は生き物なので管理が難しい場合もありますが、うまく菌糸を使えばクワガタを大きく育てることもできるようになります。
メリットがたくさんある菌糸ビン飼育で大きなクワガタを目指してみてはいかがでしょうか。
今回紹介した方法をぜひ試してみてくださいね!
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※夏や冬は温度管理が必要になります。
時期によってカブクワが少ない場合がありますのでご了承ください。
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質問などあればお気軽にコメントやXのDMなどよりご連絡をください。
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