クワガタの幼虫の育て方を教えます!幼虫の見分け方は意外と簡単
クワガタの幼虫ってどうやって育てればいいんだろう?幼虫のオスとメスの見わけ方も教えほしいな!
夏に近づくにつれてペットショップやホームセンターに、カブトムシやクワガタムシの幼虫や成虫が店頭にな並び始めます。
子供がクワガタの幼虫が欲しいと言うから購入したものの、どうやって飼育すればいいかわからない。
このような悩みを抱えている方は意外と多くいます。
筆者も最初は息子にせがまれて幼虫を購入しました。でも、育て方がわからなく勉強していくうちに、クワガタにハマってしまいました。
この記事では、「どうやって幼虫を育てればいいかわからない」「オスメスの見分け方を知りたい」と悩んでいるあなたに、できる限りわかりやすく幼虫の飼育方法について記事を書きました。
クワガタの幼虫飼育が初めての方に読んでほしい内容になっていますので、ぜひチェックしてくださいね!
この記事を書いてる人
- 飼育種
⇒国産・外国産カブトムシ各種、ホソアカクワガタ各種、ノコギリクワガタ各種、タランドゥスオオツヤクワガタ、国産オオクワガタなど国産から外国産まで数多く飼育しています。 - 飼育数
⇒成虫・幼虫合わせて300匹以上を常時飼育中
茨城県日立市でクワガタの販売を行っています。
お近くの方は直接手渡しも可能ですので、ぜひご覧になってくださいね!
『ヤフオク!』でも出品していることがありますので、チェックしてみてください!
ご連絡はXのDMまたは、オンラインショップのお問い合わせからだと助かります。
クワガタの幼虫を飼育する上で必要な基本知識
クワガタムシの幼虫の基本的な知識をお伝えしていきます。
幼虫は3段階の期間について
幼虫に3段階の期間があります。
✓幼虫の期間
- 初令(しょれい)幼虫
(1令(1れい)とも言う) - 2令(2れい)幼虫
- 3令(3れい)幼虫
このように段階を踏んで大きくなっていきます。
✓幼虫から成虫までの流れ
卵⇒孵化(ふか)⇒幼虫(初令⇒2令⇒3令)⇒蛹(さなぎ)⇒羽化(うか)⇒成虫
といった流れで成長していくんです。
すべてのカブトムシ、クワガタムシが同じ流れで成長しますよ!
成虫までの期間は、クワガタの種類や管理温度、飼育方法によって異なります。
種類によって幼虫から約半年で成虫になるクワガタもいますが、遅いクワガタは幼虫から約2年かけて成虫になるクワガタもいます。
なるほど!でも、幼虫をあんまり見たことがないんだけど、初令~3令の幼虫は見てわかるの?
◆初令幼虫(1令幼虫)
⇒卵から孵化したてで、小さくて弱弱しく頭の色も薄いです。
◆2令幼虫
⇒頭が一回りおおきくなります。
◆3令幼虫
⇒さらに頭が1回り大きくなります。
段階を踏むごとに、脱皮をして大きくなっていきます。
初めて見た時は、2令幼虫か3令幼虫かわからないと思いますが、正直こればっかりは慣れが必要になります。
クワガタの種類によっても、幼虫の大きさは異なります。
♂オス♀メスの見分け方
♂オスと♀メスの判別は、2~3令幼虫になるまでは難しい場合が多いです。
見分け方としては、3令幼虫になると頭の大きさが♂オスの方が♀メスより大きくなります。
その他の見分け方としては、2令幼虫になるとお尻側にクリーム色のようなオレンジ色のようなもの見えてきます。
これが卵巣になります。
つまりこのクリーム色のようなものが見える場合は♀メスいうことになります。
逆に卵巣が見えない場合は、♂オスというような感じで見分けることができます。
しかし、見えにくい場合もあるので、その時は頭の大きさで判断するといいですよ!
3令幼虫になったら、頭の大きさで♂オス♀メスで判別するのが簡単ですよ!
クワガタの幼虫飼育に必要な用品について
クワガタの幼虫飼育に必要な用品について見ていきましょう。
クワガタの幼虫を飼育するために、まず準備する用品があります。
ザックリですが、上記の道具が必要になります。
細かく見ればもっと必要ですが、上記の物があれば、困ることはないでしょう。
飼育用品についてはもっと詳しく知りたい方はこちらに記事をご覧ください↓↓
クワガタの幼虫を育てる方法
クワガタの幼虫を育て方について見ていきましょう。
ここでは発酵マットを使用した幼虫の育て方について解説をしていきます。
もし、菌糸飼育を考えている場合にはこちらの記事を参考にしてください↓↓
卵から孵化(ふか)仕立ての小さい幼虫は、プリンカップのような小さな容器で管理しましょう。
サイズは、小さめのサイズ(85ml~220ml)の物を選びましょう。
発酵マットをとろ船にあけ、加水をします。
水分量の目安としては、発酵マットを握って形が崩れない程度くらいの水分量が良いでしょう。
加水後はクリアボトルにマットを詰めていきます。
クリアボトルに発酵マットを詰める際には、2回に分けて詰めていきます。
流れとしてこんな感じです↓↓
- 1回目:クリアボトルにマットを満タンになるまで入れる、ハンドプレスで詰める
- 2回目:再度、クリアボトルに発酵マットを満タンになるまではいれ、ハンドプレスで詰める
クリアボトルの9割ほど発酵マットが入れば完成です。
発酵マットの詰め方についてまとめた記事はこちらになります↓↓
おおよそになりますが、孵化して1ヶ月~2ヶ月くらい経過したら、クリアボトルに移していきます。
サイズは基本的には、800mlのボトルで問題ありません。
タイミングは状況をみてという感じになってしまいますが、幼虫がプリンカップが狭そうに感じたら移してあげましょう。
クリアボトルに移す際には、幼虫が潜りやすいように発酵マットの中心をスプーンなどで、穴をあけてあげましょう。
幼虫をクリアボトルに投入したら、プリンカップで使用していたマットを少しだけうえにかけてあげることで、新しい環境に早く馴染むことが出来ます。
大体3~5ヶ月が過ぎると、発酵マットの交換時期と言われていますが、クワガタの種類によっては交換せずに羽化までいけるクワガタもいます。(基本的に小さなクワガタは1本でいけます)
また、大型のクワガタ(ギラファノコギリクワガタなど)であれば、ボトルサイズを大きくしあげるほうが、より大型の個体を目指せます!
大型のクワガタは1300㎜~1500㎜のクリアボトルがおすすめ!
様子を見て幼虫の糞がたくさんあるようなら交換をしてあげましょう。
もしくは、マットが変色やコバエが湧いていたり異常が見られるようであれば、早めの交換をおすすめします。
ほとんどんクワガタが、クリアボトル1~2本で羽化までいけます。
そのため、2回ほど交換をしたら、あとはさなぎになるまで待つのみです!
もし途中で、発酵マットに異常があれば、発酵マットの交換をしましょう!
以上が幼虫飼育のザックリした流れになります。
ただ、種類や状況によって飼育方法は変わってきますので、楽しみながらいろいろと挑戦をしてみくださいね!
クワガタの幼虫の育て方で温度管理も重要
クワガタの幼虫の飼育温度は何度がいいの?暑すぎたり寒すぎたりすると死んじゃうのかな?
幼虫は基本的には、マットや菌糸に潜って生活をします。
冬場は、国産のクワガタであれば氷点下になるほど寒くなければ問題ない場合が多いです。
海外のクワガタは地域によって異なりますが、15℃以上25℃以下の温度を保ちたいところです。
夏場は、30℃の高温が続くと幼虫も弱ってしまいますので、なるべく涼しい環境での幼虫飼育がいいでしょう。
理想としては、20~26℃の温度で飼育をしたいところです。
30℃を超えるような環境では弱るだけでなく、亡くなるするリスクもあるので要注意です!
まとめ
クワガタの幼虫の育て方は簡単なのか?について解説をしてきました。
育て方はそれぞれありますが、マット飼育ならそこまでハードルは高くないのかなと思います。
クワガタの幼虫販売は、大抵プラスチックケース(プリンカップ)にマットが入っていて、その中に幼虫がいる状態で販売されていますよ!
購入時はケースが小さい場合が多いので、幼虫を購入後「新しいマット」と「大きめのケース」に移し替えてくださいね!
幼虫の間は、成虫になるのが楽しみで待ちきれないかもしれませんが、幼虫も日々変わりますので観察すると面白いですよ!
正しい管理をし幼虫を大切に育ててあげてくださいね!
併せて読みたい記事↓↓
コメント