クワガタは冬眠する?種類によって変わります!冬前に準備しよう
クワガタって冬眠するのかな?もし冬眠するなら飼育方法や管理方法など教えてほしいなー
クワガタを飼育していると必ずと言っていいほど悩むことですよね。
「長生きしてほしい」
「大切育てたい」
クワガタを飼育していると誰しも思うはず!
ここで1つ質問をします。
「あなたは、クワガタは冬眠すると思いますか?」
答えは、
冬眠する種類もいれば、できない種類もいる!
※タップすると回答が出ます↑↑
えっ!そうなの?知らなかった!!
この記事では、冬眠する種類や管理方法、必要なアイテムについて解説をしていきます。
冬眠に似た言葉で、越冬(えっとう)という言葉があります。
詳しく解説すると多少の違いはありますが、どちらも似たような意味と思って問題ありません。
『冬眠』と『越冬』覚えておこう!
この記事を書いてる人
- 飼育種
⇒国産・外国産カブトムシ各種、ホソアカクワガタ各種、ノコギリクワガタ各種、タランドゥスオオツヤクワガタ、国産オオクワガタなど国産から外国産まで数多く飼育しています。 - 飼育数
⇒成虫・幼虫合わせて300匹以上を常時飼育中
茨城県日立市でクワガタの販売を行っています。
お近くの方は直接手渡しも可能ですので、ぜひご覧になってくださいね!
『ヤフオク!』でも出品していることがありますので、チェックしてみてください!
ご連絡はXのDMまたは、オンラインショップのお問い合わせからだと助かります。
越冬(えっとう)できるクワガタの種類について
越冬できるクワガタの種類を教えてよ!
越冬できる国産のクワガタでいえば、
越冬できる種類 | 越冬できない種類 |
---|---|
オオクワガタ ヒラタクワガタ コクワガタ など | ミヤマクワガタ ノコギリクワガタ など |
越冬できるクワガタの特徴は、長生きをするクワガタといえます!
ただし、地域によっては越冬できない場合もあるので、必ず越冬できるとは限りません。
また、越冬が難しい種類のミヤマクワガタやノコギリクワガタは活動開始をしてしまうと、寿命は約3か月ほどになります。
ミヤマとノコギリの例外としては、羽化して活動開始前(エサを食べる前の状態)であれば、耐寒性があるため越冬できます。
採集やお店で購入をしたミヤマクワガタやノコギリクワガタは活動開始している状態なので、冬を越すことが難しいとされていますよ。
外国産のクワガタはどうなんだろう?
外国産クワガタについては生息地の気候などによって変わり、国産クワガタと同じで寿命が長いクワガタは冬を乗り切れる場合があります。
基本的には、外国産クワガタは冬眠というよりも寒さに耐えて暖かくなるのを待つという感じになるので、極端に寒い場所(10℃を下回る)では、死んでしまうリスクが高くなります。
できれば、10℃を下回らない温度で管理をしてあげましょう!
外国産クワガタを飼育している場合は、クワガタの生息地の環境や気候を調べておくと飼育のヒントが見えてくるかも。
クワガタ冬眠に欠かせないアイテムと飼育方法
クワガタの冬眠をするにはどんなアイテムやグッズが必要なの?
ここではクワガタの冬眠する場合に必要なアイテムを紹介していきます。
◇必要なもの
飼育ケース
普段使っているもので問題ありません。
コバエなどが気になるなら、コバエシャッターがおすすめ。乾燥しにくいところもありがたい!
コバエシャッターのサイズは、クワガタの大きさにもよりますが、小サイズで十分だと思います。
我が家では基本、小サイズをメインで使っていますよー
もし飼育ケースがない場合には、コバエシャッターがおすすめではありますが、100円ショップに売っている大きめで深さがあるタッパーなどでも問題はありません。
ダイソーなら『パンやさん』という商品↓↓
セリアなら、食品容器『パンケース』という商品↓↓
ただし、100円ショップに売っている商品は安くて便利ではありますが、
「フタがすぐに開いてしまうこと」
「強度的が弱いこと」
「呼吸ができるよう加工が必要」
このような欠点があります。
対策をすれば問題はありませんが、それが面倒であれば専用の飼育ケースの購入を検討ください。
昆虫マット
昆虫マットは基本的に何でも問題ありません。
大切なことは、マットの量になります。
寒さをしのぐためにマットの深さは5㎝~10㎝は必要になります。
飼育ケースの大きさによりマットの量は変わってきますが必ず飼育ケースの半分以上敷いてあげましょう。
マットの水分量に関しては、軽く湿っている程度で問題ありません。
夏場の幼虫や成虫管理時よりも水分は少なめにしましょう。水分量が多すぎるとマットの劣化が早まるので注意が必要!
冬眠中もし、ダニが気になるようでしたら、ヒノキマットを使用しましょう!
止まり木・朽ち木
止まり木は必ず必要ではありませんが、自然界のクワガタは止まり木(朽ち木)の中で越冬をします。
そう考えると、止めり木や産卵木を入れてあげたほうがクワガタも安心して越冬ができるはずです。
冬眠時の止まり木は、加水する必要はありませんので気を付けましょう!
止まり木のセット方法に関して2パターンあります。
- マットの表面に軽く止まり木を埋め込む
- マットの中に完全に止まり木を埋め込む
どちらの方法でも問題ありませんが、マットの中に止まり木埋め込んだ場合には、マット表面にも止まり木を置いてあげてくださいね。
転倒防止材にもなります!
止まり木は身を隠すためのものになるので、高価な産卵木は必要ありません!!
昆虫ゼリー
冬眠中は昆虫ゼリーを食べないんじゃないの?
そうなんです。
冬眠中のクワガタは昆虫ゼリーを食べることはほとんどありません。
ですが、気温が安定しない時期は昆虫ゼリーを食べることもあるので、必ず置くようにします。
昆虫ゼリー交換のタイミングは、様子を見ながら1週間に1~2回程度を目安にしましょう。夏場と違い昆虫ゼリーの劣化は遅いです。
気温が安定し10℃を下回るようになるようであれば、ゼリーを置かなくても問題ありません。
ゼリーを節約したいのであれば、ゼリースプリッターを使うといいですよ!
霧吹き
クワガタは乾燥に弱い生き物です。
冬眠中といえども、乾燥は大敵になります。
冬場は特に乾燥しがちになるので、マットの状態を確認し乾いているようであれば霧吹きを使い水分を与えます。
水分量の目安は、マットの表面が湿る程度でオッケー!
冬眠の準備のおさらい
上記で軽く冬眠方法についてお伝えしてきましたが、もう少し詳しく紹介をしていきます。
気温が15℃を下回ると、徐々にクワガタの動きが鈍くなってきて冬眠の準備に入ります。
10℃を下回るようになると、冬眠状態になります。
気温が20℃を下回ることが多くなってきたら、冬眠セット組むようにしてあげてください。
地域やその年の状況に左右されますが、大体10月中旬~11月に入るまでには用意したいところです。
クワガタの冬眠に欠かせない、アイテムを揃えます。
と言っても、入手が難しいアイテムはありませんし特別な道具もいりません。
ほとんどが100円ショップでも購入できるものになります。
※時期によっては販売していないこともある。
ケースにマットを入れていきます。
マットの量は、使用するケースの半分より多く入れてください。
少なくても5㎝以上は入れるようにします。
マットの水分量は、軽く湿る程度にしよう!
ケースにマットを詰め終えたら、マットの上に止まり木やゼリーを設置します。
これで準備完了になります。
あとは、時々ゼリー交換や乾燥の具合を確認しましょう。
ゼリー交換は1週間に1~2回程度、マットが乾燥していたら霧吹きでマット表面が湿る程度水分を与えてください。
クワガタの冬眠にあたりの注意点
冬眠の管理方法はなんとなくわかった!他に注意することはある?
注意①|管理場所に気を付ける
クワガタは自然界の真冬でも生きていけるくらい生命力が強いですが、飼育ケースを外で管理するのはやめましょう。
屋外では、氷点下を下回ることもありますし、冬でも直射日光があたることもあります。
亡くなるリスクが高くなるので、必ずおうちの中で管理するようにしましょう。
注意②|暖房に気を付ける
冬場は「寒くてクワガタがかわいそう」と思ってしまうかもしれません。
しかし、クワガタにとってみれば普通のことなんです。
温かい場所や寒い場所を行ったり来たりすると、冬眠からさめてしまうことも考えられますし温度変化が大きいと、クワガタの負担となり寿命を縮めてしまうことも・・・
できるだけ暖房が当たらない温度の変化がない所で管理しましょう。
注意③|乾燥に気を付ける
この記事内で何度もお伝えしていますが、クワガタは乾燥に弱いです!
時々マットが乾燥していないか確認しましょう。
乾燥していれば、マットの表面が湿るくらい霧吹きで水分を与えてくださいね。
注意④|気になるけど我慢
冬眠中のクワガタはマットに潜っているか、木の下などでじっとしています。
姿が見えないので、気になるところではありますが、そっとしておきましょう。
誰でもそうですが、寝ているところを邪魔されて気分がいい人はいません。
クワガタも人間と同じで、ストレスになるよ!
気になる気持ちを抑えて暖かくなるのを待ちましょう!
クワガタの冬眠は必要なの?
そもそもクワガタは冬眠が必要なの?
結論としては、
必要か?必要でないか?は考え方による!
です。
1年以上生きるクワガタは必ず冬に直面するため、必然的に冬眠という形になるということになります。
なので、必ずしも冬眠をさせないといけないのか?というと、そうとは限りません。
温かい環境で育てることができるのであれば、冬眠をさせないという手段もあります。
冬眠をさせるメリットとしては、寿命が長くなるといわれています。
というより、冬眠期間中は必要最小限のエネルギーで生きているため、その分寿命が長くなると考えていいでしょう。
冬眠させるかさせないかは、おうちの環境や考え方によると思います。
ちなみに筆者のおうちのクワガタ飼育部屋は、1年を通して一定の温度管理(20~25℃)をしています。クワガタは冬でも冬眠しません!
クワガタは冬眠をする?-まとめ
クワガタの冬眠方法や必要なアイテム、冬眠における注意点、冬眠は必要なのかについて解説をしてきました。
クワガタは種類によって冬眠(越冬)できるクワガタとできないクワガタがいます。
基本的に長生きするクワガタ(オオクワガタ・ヒラタクワガタ・コクワガタ)は越冬できるといわれています。
寿命が短いクワガタ(ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタ)は冬まで生きることは難しいとされています。
カブトムシも寿命が短いため、残念ながら冬を越すことができません。
まずは、あなたが育てているクワガタは長生きするクワガタか確認し、冬眠できるクワガタなら今回の記事を参考にしてみてくださいね!
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※夏や冬は温度管理が必要になります。
時期によってカブクワが少ない場合がありますのでご了承ください。
現状はネット販売のみになりますが、近い方なら直接手渡しも可能です!
質問などあればお気軽にコメントやXのDMなどよりご連絡をください。
お持ちしております。
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