『クワガタ飼育者の悩み!』旅行などで家を空ける時の管理について
今度1週間くらい旅行に行くんだけど、その間カブトムシやクワガタの管理ってどうすればいいのかな?
カブトムシやクワガタ飼育者は必ずと言っていいほど悩む問題として『長期で家を留守にする』ことってありますよね。
夏はイベントも多く、レジャーや旅行、おじいちゃん・おばあちゃんの家に行くこともあるでしょう。
カブトムシやクワガタは夏を代表する昆虫なので飼育している人も多くいます。
旅行はうれしいけど、家を長期で空けるとなると、カブトムシやクワガタが不安になりますよね。
そこでこの記事では、旅行などで家を留守にする際のカブトムシやクワガタの管理方法や注意点についてお伝えしていきます。
少しでも不安を解消し、旅行を思う存分楽しみましょう!
この記事を書いてる人
- 飼育種
⇒国産・外国産カブトムシ各種、ホソアカクワガタ各種、ノコギリクワガタ各種、タランドゥスオオツヤクワガタ、国産オオクワガタなど国産から外国産まで数多く飼育しています。 - 飼育数
⇒成虫・幼虫合わせて300匹以上を常時飼育中
茨城県日立市でクワガタの販売を行っています。
お近くの方は直接手渡しも可能ですので、ぜひご覧になってくださいね!
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旅行などで家を留守にする時の管理方法
旅行などで家を空ける時、カブトムシやクワガタの管理ってどうすればいいのかな?教えて
長期で家を空ける際の管理方法は4つあります!
管理方法
それぞれ詳しく見ていきます。
1.エサについて
旅行などで家を長期で空ける場合の管理方法1つ目は、エサを多めに与えることです。
当たり前かもしれませんが、念のためにエサは多めに入れておくようにしましょう。
特にカブトムシは、食欲がお旺盛なので1日でゼリーを1~3個ほど食べる子もいます。
自分が飼育しているカブトムシやクワガタが一日どのくらい食べるのか観察し、逆算して昆虫ゼリーを入れておくといいでしょう。
ただし、ゼリーを多く入れることで、ひっくり返したり、踏み散らかすことがあります。
飼育ケース内いっぱいにゼリーを入れたから、絶対にひっくり返されるよ。どうしよ・・・
対策としては、エサ皿を使うことが有効になります。
基本的にはどんなエサ皿でも問題ありませんが、筆者が使っているエサ皿は『ゼリーキャッチャー』という商品になります。
このエサ皿は、プラスチックで作られているため汚れても洗えるので長く使うことができるんです。
その他には、ゼリーのフタを剥さずに十字の切り込みを入れることで、ゼリーをこぼれにくくする工夫もあります。
十字の切り込みを入れるアイテムは『ゼリーカッター』という商品があります。
ゼリーカッターについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2.温度管理について
旅行などで家を長期で空ける場合の管理方法2つ目は、温度管理になります。
上記紹介したエサに関しては、正直少しくらいなくても死ぬことはほとんどありません。
エサがなくても1週間くらいは問題ない場合が多いです。
エサに関してはそこまでシビアに考えなくてもいいですが、温度管理は違います。
温度管理を怠ってしまうとすぐに死んでしまいます。
真夏に家を留守にする場合は、風通しがよく涼しい場所に置くようにしましょう。
温度は飼育している種類によっても異なりますが、基本的には21~26℃くらいが適温の場合が多いです。
30℃を超えるような場所や直射日光が当たる場所には、絶対置かないようにしましょう。
理想を言えば、エアコンをつけたままで出かけるのが望ましいです。
3.湿度について
旅行などで家を長期で空ける場合の管理方法3つ目は、湿度になります。
湿度は状況によって変わります。
例えば、飼育している環境が30℃近いような環境なら乾燥しているくらいがちょうどいいです。
理由としては、温度が高い環境で湿度も高いと蒸し風呂状態になり、カブトムシやクワガタが弱ってしまいます。
逆に、温度が21~26℃で適温の場合には加水して湿気を多めにするといいでしょう。
水分は、霧吹きを使いマットが湿る程度与えてください。
霧吹きをしてもすぐに乾燥してしまう場合は、飼育ケースとフタの間に数か所穴をあけたビニール袋を挟むと湿気が逃げにくいですよ。
湿気の管理が面倒なら、水ごけを使うと簡単にできます。
水ごけを使うことで湿気を一定に保つことができます。
湿気について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
4.脱走について
旅行などで家を長期で空ける場合の管理方法4つ目は、脱走に気を付けることです。
カブトムシやクワガタは皆さんが思っている以上に力持ちです。
フタが完全にしまっていない状態だと、脱走する恐れがあるので気を付けましょう。
万が一外国産のカブトムシやクワガタが外に逃げてしまったら大変です。
飼育しているカブトムシやクワガタは外に逃がさず、最後までしっかりと責任を持ち育てましょうね。
長期で家を空ける時の注意点
注意点について少しだけ説明をします。
まず1つ目は、エサを昆虫ゼリーをではなく果物を与える場合です。
エサとして果物を与えることは問題ありませんが、長期で家を留守にする場合には果物は避けたほうが望ましいでしょう。
その理由としては、果物は劣化が早いためすぐに腐ります。
とくに気温が高い真夏は注意ですよ!
果物が腐った状態で何日も放置すると、コバエが大量発生する可能性があるので気を付けましょう。
帰宅したら、部屋中コバエだらけ・・・
考えただけでもゾッとしますよね。
そして、2つ目の注意点は、帰宅したらすぐに様子を確認しましょう。
旅行から帰ってきたら疲れがどっと押し寄せ、すぐに横になりたいと思います。
ですが、横になる前に、まずはカブトムシやクワガタの様子を確認しましょう。
帰宅したらやること
- カブトムシやクワガタの状態の確認
- エサ交換
- 乾燥していれば加水する
- 飼育ケースが汚れていれば掃除する
上記は必ずチェックしましょう。
どうしようもなく疲れている場合は、飼育ケースの掃除は翌日でもいいでしょう。
クワガタ飼育時の旅行中はどうすべき‐まとめ
旅行などで家を長期で空ける場合のカブトムシやクワガタの管理方法について解説をしてきました。
大切なことは、4つの管理方法になります。
管理方法
この対策をしっかりすれば、長期で家を留守にしても問題ないと思います。
ただし、2週間以上の留守が続くとカブトムシやクワガタの生存率が徐々に下がってきます。
もし、留守の期間が長くなるようであれば、知人や親せきなどに見てもらえないか一度相談をしてみましょう。
最低でも1週間に一度はエサ交換をしたいところ。
今回の記事を参考に、旅行を楽しんできてくださいね!
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