『死んでる?』クワガタがひっくり返るのは寿命が近い兆候なのか
クワガタがよくひっくり返っているんだけど、もしかして寿命かな?
その悩みに答えます。
クワガタにエサをあげようとケースをのぞくと「ひっくり返ってる!」 焦りますよね。
でも、大抵の場合は、寿命が近くなると何らかの予兆(よちょう)がある場合が多いんですよ。
この記事では、ひっくり返る原因や寿命が近づいている予兆について詳しく解説をしていきます。
◇この記事でわかること
- クワガタがひっくり返る原因
- クワガタの寿命について
- クワガタの寿命が近づく予兆
- クワガタを長く飼う方法
それでは行ってみましょう!
この記事を書いてる人
- 飼育種
⇒国産・外国産カブトムシ各種、ホソアカクワガタ各種、ノコギリクワガタ各種、タランドゥスオオツヤクワガタ、国産オオクワガタなど国産から外国産まで数多く飼育しています。 - 飼育数
⇒成虫・幼虫合わせて300匹以上を常時飼育中
茨城県日立市でクワガタの販売を行っています。
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クワガタがひっくり返る原因
クワガタがひっくり返る原因ってなんだろう?
クワガタがひっくり返っていると「寿命が近いのかな?」と思ってしまう場合が多いんですが、 実はそれだけではないんです。
◇ひっくり返る主な原因
詳しく見ていきましょう。
寿命が近い
寿命が近くなると、体に力が入らなくなり、ひっくり返ると起き上がれなくなります。
詳しくは後ほど解説します。
死んだふり
クワガタの種類によっては、死んだふりをするクワガタもいるんです。
死んだふりをしているクワガタは、パッと見「死んでる?」と思うかもしれません。
しかし、よく観察をすると触角(しょっかく)が動いていたり、手足がしっかりと折りたたまっている状態になっているはずです。
なぜ死んだふりをするの?
自然界で生き抜くための防衛本能で、鳥から身を守るための行動なんです。
例えば、クワガタを採集をする際に、木をけるとクワガタが落ちてくることがあります。
これは、振動を感知したクワガタが外敵(鳥)から身を守るため、死んだふりをし地面に落下し避難するそうですよ。
クワガタが木から落ちてくるのは、
『人間が木をけった=鳥がきたと勘違い』をしているということなんです。
休んでいる
クワガタによっては、仰向けで休んでいる場合があります。
我が家で飼っているタランドゥスオオツヤクワガタは、よく仰向けで休んでいますよ!
その子の性格なのか、ただ単に仰向けが好きなのかはよくわかっていません。
わかってはいても、ひっくり返っているのを見ると焦ります笑
クワガタの種類による寿命について
クワガタの種類によって寿命って違うのかな?
一言にクワガタと言ってもいろんな種類のクワガタがいますよね。
日本にいるクワガタの種類別に寿命を見ていきましょう。
オオクワガタ
オオクワガタと言えば、一度は飼育したいと思う方も多いのではないでしょうか。
なんと言っても、性格が穏やかで飼育しやすい特徴があります。
体も丈夫だから初心者におすすめ!
オオクワガタの寿命は、おおよそ2年~3年と言われますが、飼育環境が良ければ5年ほど生きる個体もいるんです。
ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタは国内に広く生息しており、アゴが湾曲した個体や、真っ直ぐな個体がいます。
体の色は赤茶っぽいノコギリクワガタが多いですが、中には黒い個体もいるんですよ。
ノコギリクワガタの寿命は、おおよそ4ヶ月になります。
ミヤマクワガタ
ミヤマクワガタは、♂の頭の部分にエラのような突起物がでていて、体に黄色の毛が生えているのが特徴です。
標高が高く涼しい場所に生息しています。
独特なフォルムが人気で、ファンが多い印象です。
寿命に関しては、おおよそ2ヶ月になります。
ヒラタクワガタ
ヒラタクワガタは、名前の通り平たい形であごの先端がギザギザいていることが特徴です。
寿命も比較的長く、おおよそ1年半~2年となっています。
コクワガタ
コクワガタは、比較的どこでもいるイメージで、小さくて初心者にピッタリなクワガタになります。
性格はおとなしいですが、すばしっこい印象です。
寿命に関しては、ヒラタクワガタ同様におおよそ1年半~2年となっています。
カブトムシ
みんな大好きカブトムシについても紹介しますね。
夏と言えばカブトムシを思い浮かぶ方も多いと思います。
カブトムシって強くてかっこいいよね!
採集もしやすく、ペットショップやホームセンターにも夏になると店頭にならびます。
寿命については、おおよそ2ヶ月とかなり短いんですよ。
強くてかっこいいカブトムシですが、寿命はクワガタよりも短めで、大体お盆を過ぎてくると弱ってくる印象です。
クワガタの寿命が近づいている予兆
クワガタの寿命が近くなるとどうなるの?
寿命が近くなると、こんなことがおこります。
◇寿命が近くなる予兆(サイン)
詳しく見ていきます。
ひっくり返る
寿命の予兆として、頻繁(ひんぱん)にひっくり返ることがあげられます。
どうしても体が弱ってくるとひっくり返り起き上がれず、もがいていることが多くなります。
ひっくり返り、もがいていることが多くなったら注意が必要です。
それと合わせて確認してほしいのが下の項目になります。
動きが遅い・力が弱くなる
寿命が近くなると、動きも遅くなり力が弱くなります。
毎日クワガタを観察していると「あれ動きが変だな?」って感じたり、挟む力が極端(きょくたん)に落ちてきた場合は、寿命が近い可能性があります。
符節(ふせつ)がとれる
すべてのクワガタに起こるわけではないですが、寿命が近くなると符節(ふせつ)が取れてくることがあります。
符節って何?
手足のかぎづめの部分になります。
えっ手足が取れるってこと・・・?
そうなんです。
付け根からでなく、手足の先の部分だけなんですよ!
符節が取れる原因は、寿命が近い場合もありますが、栄養不足でやストレスで取れることもあります。
なので、上記の項目と合わせて確認することをおすすめしますよ!
クワガタを長く飼う方法
クワガタも生き物だから寿命があるのはしょうがないけど、長生きさせるコツってあるのかな?
いろんな方法がありますが、基本的には
- 温度管理
- 湿度管理
この2つを守れば、わりと長生きしますよ!
温度管理に関しては、直射日光が当たらない場所で、21℃~26℃くらいで管理できることが望ましいです。
夏場は屋内であっても30℃を超える場合があるので、できるだけ風邪通しがいい場所においてあげましょう。
可能ならエアコンで温度調整してあげることがベスト!
また、クワガタは乾燥に弱いので、適度に霧吹きでマットが湿るくらい水分をあたえましょう。
霧吹きの頻度は、乾燥してきたら与えることがコツです!
気を付けてほしいのは、水分を与えすぎて飼育マットが”べちゃべちゃ”になりすぎることは避けましょう。
適度な水分量が大切!!
クワガタがひっくり返るのは寿命が近い兆候なのか‐まとめ
クワガタがひっくり返るのは寿命が近い兆候なのか?について解説をしてきました。
結論としては、
ひっくり返ることは寿命が近い予兆の場合もあるが、そうじゃない場合もある!
一番大切なことは毎日観察し、様子がおかしい場合には対処してあげることです。
温度は適切か?
湿度は問題ないか?
エサをしっかり食べているか?
様子がおかしければ、とりあえず上記を確認してみてください。
エサの食いつきが悪い場合には、エサが合わないこともあるので別なエサをあげましょう。
それでも改善しなければ、寿命の可能性があります。
そこは仕方ないことなので、最後までしっかりと育ててあげましょうね!
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